確定申告を丸投げしたい人へ|スマホで完結する会計アプリという選択肢
「確定申告、もう無理かもしれない」
レシートは溜まる一方。帳簿づけは後回し。会計ソフトを開いても、勘定科目の意味がわからず閉じてしまう。
気づけば申告シーズンが目前に迫っている──。
そんな「確定申告アレルギー」を抱えている個人事業主は、決して少なくありません。
筆者自身も、最初の年は会計ソフトを開いては閉じるをくり返していました。
この記事では、「自分で全部やる」以外の選択肢として、帳簿づけを丸投げできる会計アプリという手段を、メリットも注意点も正直に紹介します。
先に結論
- 確定申告は「自分でやる」以外に丸投げ・半丸投げの選択肢が増えている
- スマホのスワイプ操作で仕訳できるアプリなら、簿記知識ゼロでも進む
- 税理士に頼むより安く済むことが多い
- ただし丸投げでも領収書の保管や最終確認は自分の責任
- まずは無料期間で自分に合うか試すのが安全
「確定申告が無理」と感じる3つの理由
そもそも、なぜ確定申告はこんなにしんどく感じるのでしょうか。 理由を分解すると、だいたい3つに集約されます。
| しんどい理由 | 正体 |
|---|---|
| 簿記の知識がない | 借方・貸方、勘定科目……専門用語でつまずく |
| 時間がない | 本業が忙しく、帳簿づけを後回しにしてしまう |
| 心理的に重い | 「間違えたら怖い」という不安で手が止まる |
この3つのどれかに当てはまるなら、「自分で全部やる」以外の方法を検討する価値があります。 無理をして手が止まり、青色申告65万円控除をあきらめて白色にしてしまうのは、かえってもったいない選択です。
確定申告の「やり方」は3つある
確定申告の進め方は、大きく3つに分けられます。自分に合うものを選べばいいだけです。
| 方法 | コスト | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ① 自分で会計ソフト | 年1万円前後 | 大 | 簿記の基本がわかる・コスト最優先 |
| ② 丸投げ系アプリ | 年1〜6万円 | 小 | 簿記が苦手・時間がない |
| ③ 税理士に依頼 | 年10〜20万円以上 | 極小 | 売上が大きい・複雑な事業 |
①は当ブログでも何度も紹介してきた王道です。
→ 【実演】会計ソフトに経費を入力してみた
ただ、①で挫折してしまう人にとっては、②の丸投げ系アプリが現実的な救済策になります。 税理士(③)ほどお金はかけられないけれど、自分で全部やる(①)のは無理──そんな人のための中間の選択肢です。
丸投げ系アプリとは? ── スマホで完結する新しい形
近年増えているのが、スマホひとつで確定申告まで完結できる会計アプリです。 従来の会計ソフトと何が違うのか、特徴を整理します。
特徴① スワイプで仕訳できる
銀行口座やクレジットカードを連携すると、利用明細がアプリに表示されます。
それを右にスワイプ(事業)/左にスワイプ(プライベート)するだけで仕訳が完了。
勘定科目はAIが自動で推測してくれるので、簿記の知識はほとんど要りません。
特徴② 一括自動仕訳でまとめて処理
上位プランでは、大量の取引をAIがまとめて自動仕訳してくれる機能もあります。 1件ずつ判断していく手間がなくなるぶん、取引件数が多い人ほど効果を感じやすい部分です。
特徴③ レシート郵送プランもある
「スワイプすら面倒」「そもそも入力する時間がない」という人向けに、 レシートを封筒で郵送するだけで記帳を代行してもらえるプランを用意しているサービスもあります。 これはもう、実質的に丸投げです。
丸投げ系アプリのメリット
- 簿記知識ゼロでも確定申告まで到達できる
- スマホで完結するので、スキマ時間に少しずつ進められる
- 税理士に頼むより費用を抑えやすい
- 青色申告65万円控除にも対応しているものが多い
- 操作が単純なぶん、着手する心理的ハードルが低い
特に大きいのは最後の項目だと思っています。 確定申告でいちばん怖いのは、難しさそのものより「手をつけないまま期限が来ること」だからです。
正直な注意点 ── 丸投げでも「ゼロ」にはならない
便利な一方で、丸投げ系アプリにも知っておくべき注意点があります。 ここを理解せずに使うと「思ってたのと違う」となりがちです。
① 領収書・レシートの保管は自分の責任
アプリが仕訳をしてくれても、領収書やレシートの原本保管(原則7年間)は自分でやる必要があります。 ここはどの方法を選んでも変わりません。
② 最終的な内容確認は自分で
AIの自動仕訳は便利ですが、100%正確とは限りません。 事業とプライベートの判断ミスなどが起こりうるので、提出前に自分で内容を確認する姿勢は必要です。 申告内容の責任は、あくまで申告する本人にあります。
③ 月額・年額のコストがかかる
当然ですが、無料ではありません。 プランによって年払いで月1,000円弱から、レシート郵送のような上位プランだと年6万円前後まで幅があります。 月払いを選ぶと単価が上がるサービスも多いので、申し込み前に料金体系を確認してください。
向いていない人もいます。
取引件数がごく少なく(年に数回程度)、簿記の基本がわかる人なら、無料〜低価格の会計ソフトで十分です。丸投げ系アプリは「量が多い」「知識がない」「時間がない」人ほど価値が高くなります。
どんな人に丸投げ系アプリが向くか
| こんな人 | 丸投げ系アプリ |
|---|---|
| 簿記がまったくわからない | ◎ 向いている |
| 本業が忙しく時間がない | ◎ 向いている |
| 取引件数が多くて手入力が無理 | ◎ 向いている |
| とにかく早く終わらせたい | ◎ 向いている |
| 簿記の基本がわかり取引も少ない | △ 無料ソフトで十分かも |
| 売上が大きく事業が複雑 | △ 税理士も検討を |
まとめ ── 「自分で全部やる」だけが正解じゃない
- 確定申告は自分でやる/丸投げアプリ/税理士の3択
- 簿記が苦手・時間がない人には丸投げ系アプリが中間の救済策
- スワイプ仕訳やAI自動仕訳で簿記知識ゼロでも進む
- ただし領収書保管と最終確認は自分の責任
- まずは無料期間で試してから判断するのが安全
確定申告がしんどくて白色申告であきらめていた人も、道具を変えれば青色申告65万円控除を取りにいけるかもしれません。 「自分で全部やる」ことに疲れてしまったなら、道具に頼るのも立派な選択です。
大事なのは、期限内にきちんと申告を終えること。そのための手段は、一つではありません。 申告そのものの流れを先に把握しておきたい方は、 確定申告のやり方|5ステップ完全ガイド もあわせてどうぞ。
あわせて読みたい
スマホで丸投げできる確定申告アプリを試す
「知識不要で丸投げしたい」「とにかくラクに終わらせたい」という方は、スマホ完結型の会計アプリタックスナップを試してみてください。 スワイプ仕訳や自動仕訳で、確定申告の負担を大きく減らせます。無料で試せる期間があるので、自分に合うか確かめてから続けられます。
※ 料金・無料期間などの最新条件は公式サイトでご確認ください。