会計ソフトで月20時間を取り戻した個人事業主が、次にやるべきたった1つのこと
会計ソフトを導入すれば事務作業が楽になる。
それはもう分かっている。
でも、楽になった「その先」のことを考えたことはありますか?
この記事では、会計ソフト3社の比較からスタートして、事務効率化の先にある「本当にやるべきこと」まで、一本の線で繋げます。
個人事業主の事務作業、年間でどれだけの時間を失っているか
確定申告の時期だけの話ではありません。
日々の帳簿付け、経費の仕分け、請求書の発行と入金確認、レシートの整理。 個人事業主が事務作業に費やす時間は、平均して月15〜25時間と言われています。
年間にすると180〜300時間。フルタイムの労働に換算すると、まるまる1ヶ月以上を事務作業に使っている計算です。
会計ソフトを導入すると、このうちの半分以上を削減できます。 銀行口座やクレジットカードとの自動連携、勘定科目の自動推測、確定申告書類のワンクリック生成。 手作業でやっていた時間が、文字通り「戻ってくる」。
では、どのソフトを選べばいいのか。 個人事業主の視点で、本当に使いやすい3社を比較します。
目的別・会計ソフト3社クイック比較【2026年版】
| やよい | freee | マネーフォワード | |
|---|---|---|---|
| こんな人向け | とにかく安く始めたい | 自動化を極めたい | バックオフィス全体をまとめたい |
| 月額料金 | 初年度無料〜 | 1,480円〜 | 1,280円〜 |
| 自動仕訳 | ○ | ◎(AI推測が強い) | ◎(学習精度が高い) |
| 簿記知識 | なくてもOK | 不要(独自UI) | 少しあると有利 |
| 確定申告 | ○ e-Tax対応 | ◎ スマホ完結 | ○ e-Tax対応 |
| 周辺機能 | 会計に特化 | 請求書・経費・人事 | 請求書・経費・勤怠 |
とにかく安く始めたい → やよいの青色申告オンライン
初年度無料で始められる安心感が最大の魅力です。 「まだ売上が少ないから、会計ソフトにお金をかけたくない」という方にぴったり。 会計ソフト25年以上の実績があり、操作に迷ったときの情報も見つけやすいです。
自動化を極めたい → freee会計
「借方・貸方」を知らなくても使えるUIが特徴。 銀行明細からの自動仕訳の精度が高く、慣れてくるとほとんど手入力なしで帳簿が完成します。 スマホだけで確定申告まで完結できるのも、外出の多いフリーランスには助かるポイントです。
バックオフィス全体をまとめたい → マネーフォワードクラウド
会計だけでなく、請求書・経費精算・勤怠管理もまとめて管理したい方向け。 機械学習による仕訳の学習精度が高く、使い込むほど入力の手間が減ります。 法人化を視野に入れている方にも対応しやすい設計です。
マネーフォワードクラウド ── 1ヶ月無料トライアル
家計簿アプリのデータをそのまま使えるので、すでにMoney Forward MEを利用中の方は特にスムーズです。
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会計ソフトで月20時間を取り戻した。……で、その時間、何に使っていますか?
会計ソフトを導入して、事務作業が楽になった。 レシート整理に費やしていた週末の2時間が消え、確定申告も1日で終わるようになった。
でも、ふと気づく。
売上は、増えていない。
空いた時間で「なんとなくSNSを更新している」「営業しなきゃと思いつつ手が動かない」「もっと単価を上げたいけど、やり方が分からない」。
心当たりがある方は、少なくないのではないでしょうか。
「効率化できた!」の後に訪れる、意外な停滞感
事務作業を効率化すること自体は、完全に正しい判断です。 本業以外の時間を削るのは、事業運営の基本中の基本。
ただ、効率化はあくまで「守り」の施策です。 守りを固めたあとに「攻め」の設計がなければ、空いた時間はそのまま溶けていきます。
多くの個人事業主が見落としているのは、ここです。 事務の効率化と、売上の成長は、別の問題。 片方だけでは、事業は前に進まない。
フリーランスの売上が頭打ちになる「経営スキル不足」という盲点
技術力や制作スキルが高いのに、年収が伸び悩んでいるフリーランスは少なくありません。
原因は、スキルではなく「経営の仕方を知らない」ことにあります。
技術力はあるのに単価が上がらない理由
「自分の仕事にいくらの値段をつけるか」を、なんとなくの相場感で決めていませんか?
単価の設定、見込み客の集め方、リピーターを増やす仕組み。 これらは技術スキルとはまったく別の領域の知識で、意識して学ばなければ身につきません。
会社員時代には会社がやってくれていたことを、独立した途端にすべて自分でやらなくてはいけない。 でも、誰も教えてくれない。
「値付け・集客・リピート設計」── 3つの経営スキル
売上を構造的に伸ばすために必要なのは、大きく分けて3つです。
- 値付け:提供価値から逆算した価格設定。「安くしないと仕事が来ない」から脱却する
- 集客:見込み客が自然に集まる導線づくり。SNS発信の前に設計すべきこと
- リピート設計:一度きりの取引を継続契約に変える仕組み。売上の安定化
どれも「やったほうがいい」ではなく「やらないと売上が伸びない」レベルの基本です。 そして、どれもYouTubeや本で断片的に学ぶより、体系的に学んだほうが圧倒的に早い。
セルフチェック:こんな状態になっていませんか?
- 価格設定の根拠を聞かれたら「相場に合わせました」としか言えない
- 新規の問い合わせが自分から動かないと来ない
- リピーターはいるが、仕組みではなく「たまたま」続いているだけ
- 売上を2倍にするために何をすべきか、具体的に言えない
- 忙しいのに手取りが増えていない
3つ以上当てはまるなら、技術力ではなく経営スキルにボトルネックがあります。 そしてそれは、あなたの能力が低いのではなく、単に「まだ学んでいないだけ」です。
「事務の自動化」×「経営スキル」── 両輪で売上を伸ばす
会計ソフトで「守り」を固めた。 次は「攻め」の設計です。
経営スキルを学ぶ方法は、大きく分けて3つあります。
| 学び方 | メリット | デメリット | かかる時間 |
|---|---|---|---|
| 独学(本・YouTube) | 無料〜低コスト | 体系性がない。何から始めるべきか迷う | 6ヶ月〜数年 |
| 個別コンサル | 自分の状況に合ったアドバイス | 属人的。再現性が低い | 1〜3ヶ月 |
| ビジネススクール・経営講座 | 体系的。仲間ができる | 費用がかかる(10〜50万円) | 3〜6ヶ月 |
投資回収の目安 ── 受講費は何ヶ月で回収できるか
「スクールは高い」と感じるかもしれません。 でも、個人事業主にとって自己投資は「経費」であり「事業投資」です。
たとえば、受講費が30万円だとします。
- 月の売上が5万円増えれば → 6ヶ月で回収
- 単価を20%上げて月商10万円増なら → 3ヶ月で回収
- リピート顧客が1人増えて月3万円の継続収入なら → 10ヶ月で回収、以降は純利益
しかも受講費は経費計上できるので、実質的な負担はさらに小さくなります。
スクール選びで失敗しない3つの基準
経営スクールやビジネス講座はたくさんありますが、個人事業主・フリーランスが選ぶ際に見るべきポイントは明確です。
- 個人事業主向けのカリキュラムがあるか ── 法人向けの経営理論ではなく、1人〜少人数で事業を回す人のための内容か
- 実践的な課題があるか ── 知識のインプットだけでなく、自分の事業に適用するアウトプットの機会があるか
- 卒業後のコミュニティがあるか ── 学びを継続し、同じ立場の仲間と繋がれる環境があるか
この3つの基準を満たすサービスとして、2つ紹介します。
パーパスドックは、会社員から独立を目指す方・すでに独立している方向けの伴走型コーチングです。 自分の強みを活かした事業設計を、プロのコンサルタントと一緒に作り上げていく形式。 「何から手をつければいいか分からない」という段階の方にも対応しています。 まずは無料カウンセリングで、自分の事業課題を整理するだけでも価値があります。
コミュトレは、ビジネスコミュニケーションに特化した実践型スクールです。 「単価交渉が苦手」「提案がうまく伝わらない」「クライアントとの関係構築に自信がない」。 こうした悩みは、技術力の問題ではなく「伝え方」の問題であることがほとんどです。 無料体験トレーニングだけでも、自分のコミュニケーションの癖を客観視するきっかけになります。
個人事業主・フリーランス向け ── 経営力を伸ばすスクール
会計ソフトで事務を自動化して生まれた時間を、「学びの時間」に変える。
値付け・集客・事業設計を伴走型で学べる講座を厳選しました。
※ 各スクールへのリンクは準備中です。
まとめ ── 守りと攻め、両方を回す
この記事でお伝えしたかったのは、シンプルなことです。
会計ソフトで事務作業を効率化するのは、正しい一手。
でも、それは「守り」であって「攻め」ではない。
効率化で生まれた月20時間を、なんとなく消費するか、事業成長に使うか。
この差が、1年後の売上に効いてきます。
まずは今日、2つのことから始めてみてください。
今日からできる2つのこと
① 事務作業を自動化する(守り)
② 経営スキルを学ぶ(攻め)
→ パーパスドック・コミュトレへのリンクは近日追加予定です。